【初心者向け】RDSとRDB on EC2を比較してみました
こんにちは、AWS営業部の洲崎です!
4連休、2本目のブログ投稿となります。
今回はRDSとRDB on EC2の比較をしてみました。
※前回同様初心者向けです。
※勉強不足なところが多いと思いますので、気になる点があればコメント等でご指摘頂けますと幸いです。
※本ブログは2020/7/23時点での情報になります。
RDSとは
RDSとは一言でいうとAWSのフルマネージドなリレーショナルデータベースのサービスになります。
Amazon Relational Database Service (RDS)
リレーショナルデータベースのセットアップやオペレーション、スケールが簡単になります。
RDSはAWSのマネージドサービスの為、保守管理が不要となり管理の手間が楽になります。
他にも簡単にMulti-AZ構成を組むことができます。
Multi-AZを利用する事で、異なるアベイラビリティゾーンにスタンバイインスタンスとして複製する事ができます。
仮にメインインスタンスで異常が起きてもスタンバイインスタンスに切り替える事で高い可用性を維持する事がができます。
データベースエンジンは現在下記6個選択する事が出来ます。
- Amazon Aurora
- Amazon RDS for PostgreSQL
- Amazon RDS for MySQL
- Amazon RDS for MariaDB
- Amazon RDS for Oracle
- Amazon RDS for SQL Server
RDS or RDB on EC2
実際にクラウド上でDBを選択する場合、RDSを利用するか、EC2インスタンス上に構成するかで悩まれる方もいるかと思います。
そこでパターン毎に得意な点を簡単に記載いたしますのでご参照頂けますと幸いです。
結論を申し上げると、RDSが利用できるようであればRDSの方がいいと思います。
※追加ポイントがあればコメント頂けますと幸いです。
RDSの利点
- 構築時のリードタイムが短い(RDSであれば10分程で構築が可能)
- スナップショット機能で簡単にバックアップ取得が可能
- Amazon Auroraの利用が可能(mySQL標準と比べて最大5倍の性能、3つのAZ間でのレプリケーション等)
- Multi-AZ構成をとることが出来る
- メンテナンスウィンドウ時に自動でパッチを当てる事も可能
RDB on EC2の利点
- OSにログインする事ができる
- RDSで全ての機能がサポートされているわけではない※
- RDSで提供されていないインスタンスタイプ/ストレージの利用が可能
※Oracleの場合について下記菊池さんのブログをご参照頂けますと幸いです。
[2018年版] RDS for Oracle と Oracle on EC2 の比較
Multi-AZの設定方法について
RDSの大きなメリットであるMulti-AZの設定方法をご紹介します。
一瞬で終わりますので、瞬きせずにご覧ください。
step1.Multi-AZのボタンを押す
・・以上になります!これだけで自動でスタンバイ含めて作成できるのは魅力ですね。
RDS起動時にスタンバイ分の費用も表示されますので、確認しておきましょう。
(この場合はRDS for MySQLのdb.m5.xlargeになります)
AWSに限らず、壊れるものを前提としてアーキテクチャを組むのがベストプラクティスとされています。
コストを重視して単一でアーキテクチャを組んだ場合に、何か障害等が発生した時の影響はかなり大きい事が想定されます。
障害を見据えた設計のことをdesign for failureと呼びます。
Multi-AZはボタンを押すだけで、異なるAZにインスタンスが複製されますので、可用性が向上します。
この話は都元さんの下記ブログをご参照頂けますと幸いです。
AWSにおける可用性の考え方
また、自動バックアップもMulti-AZと同様にワンクリックで設定が可能になっています。
まとめ
今回はRDSとRDB on EC2の比較について纏めてみました。
いかがだったでしょうか。RDSはEC2上で立てるよりも運用面・可用性でメリットが大きいです。
一度RDSをご検討いただけると嬉しいです。
また前回同様のご案内になりますが、弊社経由でAWSをご利用頂くことで、RDSを5%OFFでご利用頂けます!
AWS請求代行サービス”クラスメソッドメンバーズ”
是非これからDBを検討するけど不安がある等ありましたら、お気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。
ではまた!AWS営業部の洲崎でした。